銀座高級クラブで働いているのに、貴女はKYとよばれる女性ですか?
それとも!?
お客さんだけではありませんが、
貴女が見るさまざまなシチュエーション。
たとえば
・お客様が来店しています。
→そのお客様がなぜ来店したのか
・お客様が数名で来店しています。
→そのお客様がなぜ複数人で来店したのか
・お客様が普段と違う席を希望しました。
→そのお客様がなぜ目立たない席を望んだのか
・そのお客様があきらかに普段と違う。
→そのお客様がなぜ同席しているお客様に気を使っているのか
・いつもより早いお帰り。
→そのお客様がなぜお会計を急いだのか
・ママと会話している時間が長かった。
→そのお客様がなぜママと親しく話しているのか
・普段は接客される側なのに今日はそうではない。
→そのお客様がなぜ意識的に会話を盛り上げているのか
・普段は主役のような振る舞いなのに今日はそうではない。
→そのお客様がなぜ下座に座っているのか
・普段は仕事の話ばかりをしているのに今日はそうではない。
→そのお客様がなぜ隣の女性ばかりと話しているのか
・普段は口数が多いのに今日はなんだか違う。
→そのお客様がなぜ女性とは口を聞いていないのか
・普段はシャンパンやワインをたくさん飲んでいるのに今日は違う。
→そのお客様がなぜお酒を飲んでいないのか
目に見える様々な事象から、見えてくることはたくさんあります。
そのほかに、
・雰囲気
・着ているお洋服
・振舞い方
・仕草
・話し方
様々な情報から、
今この瞬間にどのような状況であるかを探ることができたり
仮説を立てることもできるでしょう。
これらのことを総合的に、
【空気を読む】
と言っていますが、
本来は、空気を読むなどではなく、
あらゆる、情報から、どんなシチュエーションであるかを読み解く
というのが正しい言い方なのではないでしょうか。
貴女は、正しく空気を読むことができますか?
ベテランのホステスさんともなれば
お客様の席に着いて、
その席上の空気がどのようになっているのかを読めるかは、
洞察力と会話の内容などで大筋理解はできるはずです。
新人さんであれば
最初はわからない場合が多いとは思います。
しかし何度も経験するうちにどんどんわかってくるはずです。
実は、この空気を読み解くことができることは本来の【おもてなし】に通じることなのです。
なぜなら、これらの空気を読み解けることで
先回りして、行動に移すことが可能となるからです。
この先回りというのは、
たとえば、
お客様が、実は手を拭きたがっていることを、貴女が先に読み解くことができれば、
お客様に言われる前に、おしぼりを差し出すことだってできるのです。
そうすれば、お客様から
「どうしてわかったの?」
と「気が利くね」
と発展するでしょう。
空気を読めないと・・・
例えば・・・
「一生懸命気を使って接してくれるのはやまやまなんだけど、それオレじゃなくてオレの隣のお客様にしてくれないかな?」
とか
「楽しくワイワイ盛り上げてくれるのはやまやまなんだけど、お通夜だったから、今日は静かに飲みたいんだが・・・」
とか
「いちいちオレの話に対抗してくれるのはけっこうなんだけど、そこは素直に聞き流そうよ・・・」
などなど・・・
お客様が「ん?」不満を持ってしまえば来店数が少なくなるかもしれません。
これはなにもお客様に従えというわけではないのです。
お客様は気分が良くなれる空間を求めています。
ですので
わざわざ気分を害しても始まりません。
なので
それなら気分を良くした方が良いに決まっています。
結局のところ、来店しないとお店の売上にはならないのですから。
例えば
貴女もこういったことがあるのではないでしょうか?
「ちょっと空気を読んでよ。私今すごく気分が悪いんだから」
とか
「ちょっと空気読みなさいよ!私今すごくムカついてるの」
など
空気を読まずに接してくる相手にカチーンとくることってありませんか?
きっと貴女も空気を読んで接してくれる相手に好感を持てるはずです。
ヒントは、貴女の中にあるかもしれませんね!